鳥取県東伯郡琴浦町に拠点を置いている石材店です。五十年の実績を生かしてご満足の行く施工を目指します。

地震対策について

昨今日本には非常に大きな地震が起こっています。山陰地方でも、2000年に鳥取県西部地震がありました。このとき境港市、日野町では震度6強、米子市、安来市でも震度5強という非常に強い揺れが発生しました。鳥取県だけで住宅のぜんかいが354棟、一部損壊も含めると13269棟というとてつもない数字となりました。当然、墓地の被害も多大なものがありました。特に古い墓に多く見られる猫足台の転倒は他の形状の墓石に比べると目立って多いものでした。今後南海地震等が発生する可能性も指摘されており、墓石の地震対策は必須ともいえる状況になっています。

わが社の地震対策としては、転倒及び墓石の移動を防ぐために、延石などの他の石と組むものについては専用の金具とボトルで固定します。墓石の上に墓石を乗せる場合は、心棒、ステンレス棒及び木の葉(金属製)を使用して、石の移動を食い止めるようにします。

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このように、金具で固定した上で、延べ石や地廻り石をセメントで抱き込んでしまいます。こうすることにより強度が増します。ボルトで締めたり接着剤を使用したりしても、 年月が経つとどうしても弱くなってしまいます。長年の経験から、コンクリートがもっとも耐久性のある強度の強い方法であると認識しました。

 

灯籠や竿などの固定には心棒を使用して、墓石の移動を防ぎます。鳥取県西部地震でも、普通の(猫足台などの特殊な形状でないもの)墓の竿はずれるというのが最も多かったのですが、こうすることにより竿の移動を防ぎます。

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特に基礎(本体墓の下になる部分)については、地震に関係なく強度を十分にすることをお勧めします。本体墓はその重量がものすごいため、その下の地面が重さに耐え切れず、沈んでいってしまうことがよくあります。基礎から傾いてしまった場合、それを直すには墓を一度移動させて、基礎をつくりなおさなければなりません。一番最初の基礎からやり直しとなってしまうため、非常に高い出費がかさむ事になってしまいます。そのようにならないためにも、しっかりとした基礎をつくる石材店をお勧めします。

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