この工事は海に近い墓地で行われたので、砂地であることが特徴です。土台となる基礎の部分を頑丈に作らないと、土台から傾いてしまう可能性が高い土地です。
もともと建っていた古墓を一時的に別の場所に移動させます。丁張りをして位置を特定し、基礎をつくる為の掘り方を行います。
延べを設置するための基礎部分を作るため、延べに沿って底を掘っていきます。
生コンを流し込む前に、コンクリートの強度を上げるために鉄筋を入れます。
延べを設置し、生コンを流し込みながら密度を上げるためにバイブレーターをかけます。
本体墓の石棺を設置し、その周辺を述べの時と同様に叩きます。この石棺を中心に今度は、本体の基礎をつくるためです。
石棺の周りに生コンを流し込むための枠をつくります。本体墓の乗る部分に基礎をつくるわけです。同様に鉄筋も入れてコンクリートの強度を上げます。
延べ石の時と同様の手順で生コンを流し込みながらバイブレーターをかけていきます。この生コンの強度、厚さ等は、わが社が長年の経験において自信を持ってお客様に提供できる品質を確保するために必要なものです。
以前、生コン業者の方から、弊社の生コンの使用量はこのあたりの同業他社と比べるとダントツで多いと言われた事がありました。
全体をしめてから、今度は灯籠、戒名板、古墓等を設置していきます。
全体に仕上げた後、きれいに洗ってふき取ります。全ての工程が終わった後、お客様へお引渡しとなります。